【Java入門】判定処理(if, if else, switch文)の使い方まとめ

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目次

概要

判定処理には、if / if-else / switch文があります。
これらはとても基本的な判定処理ですが、基本的な使い方に加えて、ちょっとした構文上のTipsや注意点についても解説していきます。

if文

基本構文

if文の基本構文です。
ifのカッコ内に判定する条件を記述し、一致する場合はカッコ内の処理が実行されます。
一致しない場合、カッコ内処理は行われません。

カッコの省略記法

if文のカッコを省略する記述方法です。
カッコ内の処理が1行だけの場合、カッコを省略することができます。

実際の開発現場ではカッコを省略できる場合でも、省略することはあまりありません。
理由は、パッと見でわかりずらいため、判断ミスにつながるからです。
これは私の考えですが、おそらくほとんどの会社のコーディング規約ではif文の省略は認めていないはずです。

実際、執筆時点(2021年5月20日)のGoogle Style(Googleのコーディング規約)でもカッコを使うようになっています。

4.1.1 Braces are used where optional
Braces are used with if, else, for, do and while statements, even when the body is empty or contains only a single statement.

4.1.1 使えるところでは中括弧は使う
中括弧は if else for do while 文において本体が空でも1行しかなくても使われる。

言語特性としてそのように記述できるから使うのではなく、コードのメンテナンス性などを考慮したコーディングができることが求められているということだと思います。

elseを使わないでコーディングする

elseは無い方が簡潔で読みやすいコードになります。
もしあなたが初心者でelseを使わないことができない場合でも、将来はelseを使わないコードを書けるようになることを目指してみてください。
きっと、良いコードを書けるようになったことを嬉しく思えるようになるはずです。

elseを書かないようにする方法については以下を参照下さい。

switch文

基本構文

switch文はcase句に一致する値を入り口として、以降はbreakがあるまで全ての処理が実行されます。
以下の例だと、case句にbreakはセットになっているので、「case is 2」のみが表示されます。

breakが無い場合

「case 2」が入口になっているのは基本構文のケースと同じですが、breakが無いため処理が終了しません。
そのため、以降の「case 3」「default」まで実行されます。

(注意)
switch文はあくまでcase句の入り口を判定するだけです。
if文のように処理される条件が指定できるわけではないので、該当のcase以外の処理を行わせたくない場合は、必ずbreakを入れるようにしましょう。

もしswitch文を書かなくていいなら、if文にしましょう。
brackを書き忘れるリスクを引き受けるより、if文で合致した条件のみを処理させる方が安全だからです。

コラム

実際、開発現場でswitch文を使うことはほぼ無いと思います。
私は使ったことがありません。
使うとすれば、if文を使うことになることがほとんどです。

ただし、Java Silverを受験するのであれば出題される可能性のある内容なので、理解しておくようにしましょう。

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十分な練習問題と本番試験相当の総仕上げ問題が2回分あり、試験対策はこれだけで充分です。

まとめ

  • if文は判定を行う。
  • if文は1行のみであればカッコを省略できるが、推奨はされていない。
  • elseを書かないコードは読みやすいので、できるようになることをお奨めする。
  • switchは特定のcaseへの入り口を判定する。
  • switchはbreakが無い場合、breakがあるまで後続のcaseを実行する。
    そのため、途中で処理を終了させたい場合、必ずbreakを入れるようにする。
    または、if文を使うようにする。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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この記事を書いた人

リーマンショックの影響で26歳の時にIT業界から離れ、紆余曲折を経て34歳でエンジニアに復帰しました。
復帰前は開発未経験でしたが、独学した知識と面接時のコミュニケーション力で見事開発エンジニアとして復帰しました!
今はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。

■保有資格
・Java Gold SE 11

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