フリーランスエンジニアになるまでの道のり

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概要

執筆時点(2021/4/11)でフリーランスエンジニアである私の経験則に沿って、フリーランスエンジニアになるための道のりについて解説していきます。

道のり

フリーランスエンジニアになるには最低でも1~2年かかる前提を受け入れられる方は以降を読み進めて下さい。
数か月、半年以内になりたい!という方は、このページを閉じてください。
長期的にフリーランスエンジニアとして生きていきたいのであれば、短期的な視点は捨てて頂く必要があります。

入口

まずは何とかして就職、転職しなければいけません。
あなたが20代前半であり、大学・高校でプログラミングを学んでいて、インターンで経験もあり、ポートフォリオも充実しているのであれば、就職・転職活動はある程度うまくいくはずです。

そうでないのであれば、自分の立ち位置とやりたいことを整理したうえで、プログラミングスクールに通うのが近道です。
プログラミングスクールに通う理由は、「就職・転職先の確保」の為だけです。

フリーランスエンジニアになるには実務経験が必要です。
そのためには就職しなくてはいけません。
それは独力は難しいので、スクールが斡旋する会社に就職・転職するのが近道です。
スクールでよい成績を残せば企業に好評価で紹介してもらえるので、自分で就職・転職活動するより決まる可能性ははるかに高くなります。

ここでプログラミングスクールの選び方について少し注意しておきます。
プログラミングスクールには無料で学べるとこともあります。
なぜそれが可能かというと、就職・転職先を紹介する会社から紹介料をもらっているからです。
だから、途中で辞めたり、他のプログラミングスクール経由で就職・転職が決まるとペナルティーとしてスクール代金相当を支払うことになりますのでご注意ください。
また、スクールの収入源が会社からの紹介料だけなので、講師にコストをかけていない可能性があります。
講師の質については事前に問い合わせるなどして、自分で判断する必要があります。

お金を支払うプログラミングスクールが大半ですが、それは講師を雇うコストです。
そのため、無料のスクールより有料のスクールの方がある程度質は良いだろうと言えます。

繰り返しますが、プログラミングスクールはあくまで、就職・転職先に入口として利用して下さい。
それはスキルの習得は自己努力にかかっているという意味です。

スクールの質が悪いというSNSの評判を聞きますが、そもそもそこを選んだのは自分だということを受け入れる必要があります。
また、スクールの質がよいにこしたことはないですが、それは逆説にいうと自助的な努力をする環境が手に入ったということです。

エンジニアの仕事は誰から教わるでもなく、自分で解決しなくてはいけないことが多いので、教えてもらうスタンスを矯正する機会でもあります。
この考えが受け入れられないのであれば、そもそもフリーランスなどにはなれないし、ならない方がいいです。

本当に解決の糸口が無いのであればスクールの講師に質問するのもいいですが、フリーランスエンジニアとしての基本的な素養(自己解決できるようになる)経験を積む期間だということを受け入れられるのであれば、ぜひ目指してみて下さい。

習熟期間

プログラミングスクールで学び、就職・転職が決まったとします。
ここでは一定の言語に特化した期間を過ごしてください。
理由は、フリーランスエンジニアとして大半の人はエージェント経由で仕事を獲得します。
このとき、年単位で言語経験、業界経験、ポジションを問われます。

現に、以下のエージェントは最低限の言語経験年数以下の場合、登録しても案件紹介してくれません。
・レバテックフリーランス(1年半未満)
・Midworks(1年未満)
・ポテパン(2年未満)※案件紹介しないわけではないが、2年以上が推奨

実際に私はレバテックとMidworksに登録したとき、Javaの経験が半年だと伝えたところ、「ご紹介できる案件はありません。最低●年以上の経験が必要です。」と即答されました。

そのあと、別のエージェントで案件(Java)が決まり、相場相当の単価を提示してもらえましたが、面談前まではそのエージェントからも「相場以下の単価にならざるを得ない」という評価をされていました。

しかし、面談でしっかり自分のスキルと経験を伝えつつ、面接者とコミュニケーションがとれたこともあり、相場相当の単価を提示してもらえました。

面談まで行けば年数は関係ないことは経験で分かったので、もう年数を気にしませんが、利用できるエージェントの幅という意味では制限がかかるので、最低でも1~2年は1つの言語をしっかりと習得することをお勧めします。

ちなみに、私は業務時間以外も自宅学習を欠かしていません。
そういう努力あってのことなので、年数ではなく、「自分が何をできるようになったか?」を追求する姿勢が必要なことは言うまでもありません。

フリーランスエンジニアへ

以下がそろったらフリーランスエンジニアになってください。
・職務経歴上に1~2年程度の実務経験が書けるようになった
・得意な言語を1つ以上習得している
・今いる環境では成長できないと感じている

特に3番目は重要です。
そもそもフリーランスなので、仕事は自由に選べます。
単価以上に「自分が成長できる。自分のスキルが人の役に立っている。」という実感が何より大事なのです。

フリーランスエンジニアになる理由は、
「自分の限界を定めずにスキルを伸ばし、自分の価値観をプロダクトに反映させ、社会を豊かにすることに貢献する」ことだと私は思っています。

あなたはどうでしょうか?
何を目的にフリーランスエンジニアになりたいと思っていますか?

もし上記の定義に当てはまる考えを持っているなら、ぜひフリーランスエンジニアを目指してほしいです。
そして、この世の中に素晴らしいプロダクトを生み出してほしいと思います。

まとめ

  • 20代前半で十分なプログラミング経験が無いのであれば、プログラミングスクールを検討すること。
  • プログラミングスクールは就職・転職の入口に活用するものであり、技術習得は自助努力によってなされることを受け入れること。
  • 習熟期間は最低でも1~2年を必要とする。
  • フリーランスエンジニアとは、「自分の限界を定めずにスキルを伸ばし、自分の価値観をプロダクトに反映させ、社会を豊かにすることに貢献する」人である。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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この記事を書いた人

リーマンショックの影響で26歳の時にIT業界から離れ、紆余曲折を経て34歳でエンジニアに復帰しました。
復帰前は開発未経験でしたが、独学した知識と面接時のコミュニケーション力で見事開発エンジニアとして復帰しました!
今はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。

■保有資格
・Java Gold SE 11

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