【Java】Optionalが処理できないならデフォルト値を返そう

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概要

Optionalはnullである可能性を明示的に返してくれる便利なコンテナ・オブジェクトです。
if(obj == null)… といったことをしなくてよくなったのは素晴らしいことだと思っています。

考察内容

nullをOptional型で返してSyetem.out.printすると「Optional.empty」が表示されます。
null安全なのは良いけど、WebアプリケーションのView等に表示するわけにはいかないなぁと感じたのがきっかけです。

対応方法として、Optionalを返すのではなく、nullをデフォルト値等に変換してから返してしまえばいいのではないかというのが考えです。

実装例

商品情報を持つItemオブジェクト(WebアプリケーションだとEntity想定)
  • name、amountは必須項目なので値は必ず保持しており、descriptionはnullである可能性がある状況を想定。
  • descriptionはフィールドとしてはnullを保持するが、アクセサで返す値はデフォルト値として空文字にする。
  • これにより、Entityとしてはnullを持つのでDB値と整合性が取れ、利用側のクラス(ここではMain)はデフォルト値(空文字)を扱うことができる。

 


Optional.empty
[name: BRAVIA, amount: 79000, description: null]
description is

Webアプリケーションなんかで、modelにそのままentityを渡して表示させると、「Optional.empty」が出てしまうので、アクセサ(Getter)でデフォルト値にしてしまうのが、適切かなぁと思った次第です。

まとめ

  • Optionalはnull安全にできる便利なコンテナ・オブジェクトである。
  • 利用側で処理せず、「Optional.empty」となってしまうようであれば、デフォルト値を返してしまうのがよさそう。
  • フィールドで保持する値(null)とアクセサで返す値(空文字)を分けることで、DB値と利用側で表示する値を区別して扱うことも可能になる。

参考

Qiita – Optionalの正しい使い方
Qiita – 【Java】Optionalの正しい使い方を学ぶ
Qiita – Java 8 “Optional” ~ これからのnullとの付き合い方 ~
Qiita – [Java8] Optionalで脱Exception!

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この記事を書いた人

リーマンショックの影響で26歳の時にIT業界から離れ、紆余曲折を経て34歳でエンジニアに復帰しました。
復帰前は開発未経験でしたが、独学した知識と面接時のコミュニケーション力で見事開発エンジニアとして復帰しました!
今はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。

■保有資格
・Java Gold SE 11

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