フリーランスエンジニアの定額減税はどうすればいいか?

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定額減税

こんにちは!

フリーランスエンジニアになる前から個人事業主として確定申告すること早10年以上のログログです。

2024年6月から定額減税が始まりますがフリーランスエンジニアはどうなるのか?

私自身も気になったので調べてまとめました!

是非参考にしてください。

目次

定額減税される条件は?

個人事業主であるフリーランスエンジニアの場合、前年の利益が1805万円であれば対象になります。

利益=売上-経費-青色申告特別控除

確定申告したら以下のような確定申告書が手元にあると思います。そこの所得金額の合計が「売上-経費」に当たります。あとはそこから青色申告特別控除を引いた額が1805万円以下であれば対象です。

どのくらい減税されるのか?

減税額が4万円というのを知っている人は多いと思いますが、これには内訳があります。

所得税:3万円、住民税:1万円です。

この4万円は世帯人数分が減税されるので、扶養家族がいる場合は子供も減税対象になります。

■妻、子供2人の4人世帯

4人×4万円=16万円が減税される!

いつ減税されるのか?

減税のタイミングは所得税と住民税で異なります。また、所得税については前年の所得税額で更に異なるので詳しく整理してみたいと思います。

所得税の減税タイミング

前年の所得税が15万円以上であるか否かで変わってきます。これは予定納税が有るか無いかの違いになってきます。

15万円以上の場合は予定納税があり、15万円未満の場合は予定納税はありません。

予定納税ありの場合

予定納税あり場合、前年の所得税の1/3ずつを7/31と11/30に支払うことになります。

その予定納税額から定額減税分が差し引かれます。7月の予定納税額より定額減税の方が多い場合、残りは11月の納税額から差し引かれます。

以下に例を挙げてみました。

4人家族で定額減税の所得税分が12万円、前年の所得税が15万円とした場合です。

最終的に支払うのは翌年の所得税 20万円 – 定額減税 12万円 = 8万円 だけですが、予定納税から引かれるので年度の途中での納税が無いのが特徴です。

予定納税の減額は申請が必要

扶養家族がいる場合は減税額が人数分増えますが、予定納税の減税は減額申請をしなくていはいけないことに注意してください。

減額申請は7/1~7/15の間に管轄の税務署に提出する必要があります。

自分の定額減税分は引かれているので、家族分だけを減額申請するということになります。

もし忘れてしまったりしても、翌年の確定申告時には申告することで全額減税できます。あくまで予定納税額が減額できるというだけでトータルでの税額は変わりません。

予定納税なしの場合

来年3月の確定申告のタイミングで扶養家族分含めた全額を減税して確定申告します。

メリットとしては来年の所得税が確実に少なくなるというのがわかっていることです。

デメリットとしては減税されるのが遅いので今すぐのお得感は無いという点です。

所得税額より定額減税の方が多い場合は?

・定額減税16万円

・確定申告する所得税の全額(予定納税がある方は予定納税分も含めて)15万円

といった場合、確定申告で1万円が還付されます!

お得ですね!!

住民税の減税タイミング

住民税の場合は所得税と異なり、何も申請することなく定額減税分が引かれているので気にしなくても大丈夫です。

まとめ

  • 定額減税額は1人4万円で家族分が加算される。
  • 予定納税のある人は予定納税額から引かれるが、扶養家族がいる場合は減額申請をすればよい。
  • 予定納税が無い人は確定申告時に適用されるため、年度内にメリットを感じにくい。
  • 住民税は何も申請しなくても引かれているので気にしなくていい。

参考

節税情報でよく参考にさせてもらっている菅原さんです。

説明がわかりやすく、話のテンポもいいので理解しやすいと思いますので是非見てみてください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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この記事を書いた人

リーマンショックの影響で26歳の時にIT業界から離れ、紆余曲折を経て34歳でエンジニアに復帰しました。
復帰前は開発未経験でしたが、独学した知識と面接時のコミュニケーション力で見事開発エンジニアとして復帰しました!
今はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。

■保有資格
・Java Gold SE 11

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