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Oracle Java資格の受験料はいくら?試験登録前に知っておきたい基本情報

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この記事では、Oracle Java資格の受験料や試験の流れ、初めて挑戦する方へのアドバイスを難しい用語を使わずに詳しく解説します。

目次

Java資格とは?

Oracle Java資格の概要

Oracle Java資格(Oracle Certified Java Programmer)は、Javaプログラミングのスキルと知識を証明するための認定資格です。

資格の種類

Bronze

言語未経験者向けの入門資格で Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有すること を評価する資格。

Silver

Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格。

Gold

設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格。

資格を取得する価値

就職やキャリアアップに有利

Javaは世界中で利用されているプログラミング言語であり、特にエンタープライズシステムやAndroidアプリ開発での需要が高いです。資格を取得することで、採用担当者にスキルと知識を有しているをアピールできます。

スキルの客観的な証明

実務経験があまりないキャリアの初期において、自身のスキルを客観的に証明できます。

知識の体系化

Javaの基本から応用まで体系的に学ぶことができ、実務だけでは知ることのない言語仕様を理解することができます。

資格の種類と受験料

受験料

種類受験料(税込み)
Bronze14,630円
Silver37,730円
Gold

受験料は高額であるため、しっかりと受かる準備をして臨むことをおススメします。

また、受験費用を安く抑える方法はこちらの記事で紹介しています。

再受験無料はあるか?

基本的にはありません。

しかし、2024年の春に期間限定のキャンペーンが行われていました。

記事執筆時点ではそのようなキャンペーンはありませんでしたが、再び出てくるかもしれないのでOracleのサイトを確認するようにしてみてください。

受験に必要な準備

試験の申し込み方法

Oracle Java資格の受験登録は、以下の手順で進めます。

  1. Oracleの公式サイトでアカウントを作成
  2. 試験プロバイダー(ピアソンVUE)で申し込む
    • ログイン後に「Manage Exam at Pearson | VUE」をクリック
    • ピアソンVUEで該当試験を選択して申し込む
  3. 受験料の支払い
    • 受験料はクレジットカードまたは受験チケットで支払うことができます。

受験チケットを通常より安く買う方法は以下の記事で解説しています。

勉強の進め方

おすすめの教材

黒本一択です。これ1冊で各章別の学習と練習問題と模擬試験がついており、繰り返し学習することで合格できます。

Bronzeを受験する方におすすめの教材

Silverを受験する方におすすめの教材

黒本だけではよくわからないという場合はUdemyMentaを利用してみるとよいと思います。

学習のポイント

  • 試験範囲を把握Oracle公式サイトで試験の出題範囲を確認する。
  • 毎日少しずつ学習:1日1~2時間を目安に、学習計画を立てる。
  • 模擬試験で時間配分を練習:試験時間内に全問を解答する練習をする。

試験の出題形式と対策ポイント

  • 出題形式:選択式問題。記述式は無し。
  • 出題内容Oracle公式サイトで試験の出題範囲を参照
  • 対策ポイント
    • 黒本の模擬試験で余裕をもって合格点を取る(目安は正答率80%以上)
    • 実際にコードを書いて、なぜそうなるのかをしっかりと理解する。

費用感のまとめ

種類受験料(税込み)教材費合計
Bronze14,630円約2,500円約17,630円
Silver37,730円約4,000円約41,730円
Gold

Java資格取得のメリット

転職市場で有利になる

新卒や未経験者にとっては、他の応募者との差別化ポイントになります。

しかし、実務経験を積んでいくにつれて実務経験の方が優先され、資格だけでは評価されにくくなる印象があります。

キャリア初期の取得は有効だと認識しておくとよいでしょう。

スキルの可視化や自信につながる

実務経験を積んでいてもJavaを本当に理解しているかを証明するものがないため、スキルの可視化という意味で取得するのは意味があります。

特に独学してきた方の場合、自分の知識の棚卸の意味を兼ねて取得すると自信につながります

言語仕様に詳しくなる

実務経験を積んでいてもJavaの言語仕様に詳しいというわけではありません。実際、実務上ではあまり使わないけどJavaの仕様として存在する有用な技術もあります。

今まで実務で使わないからとあいまいにしていたり、知らないままにしていた言語仕様を理解することでスキルアップを図れるのがメリットと言えます。

初めて受験する方向けのアドバイス

よくある失敗例とその対策

試験準備不足

  • 失敗例:試験範囲の把握不足または学習不足で、試験当日に思ったより問題が解けない。
  • 対策
    • Oracle公式サイトで出題範囲を把握しておく。
    • 練習問題と模擬試験を十分にこなしておく。(黒本推奨)

試験形式の理解不足

  • 失敗例:問題形式(選択肢の数やコード例の解析方法)に慣れていないため、時間が足りなくなる。
  • 対策
    • 模擬試験を繰り返し、実際の試験形式に慣れる。
    • 模擬試験を試験時間を計って解き、時間配分を意識する。

過剰な詰め込みによる挫折

  • 失敗例:短期間で一気に学習しようとして挫折する。
  • 対策
    • 学習を小分けにして進め、1日1~2時間のペースで無理のないスケジュールを組む。
    • 土日などのまとまった時間が取れる時に定期的に復習し、知識を定着させる。

実践不足による理解不足

  • 失敗例:コードを書かずに理論だけを学び、実際の問題でつまずく。
  • 対策
    • 実際にJavaコードを記述し、学んだ概念を動かして確認する。
    • IDE(EclipseやIntelliJ IDEAなど)を使って簡単なプログラムを作成してみる。

おすすめの学習スケジュール(3か月で合格を目指す場合)

STEP
1か月目:基礎固め

目標:Javaの基本概念を理解し、出題範囲を網羅的に学習する。

  • スケジュール例
    • 1週目:Javaの基本文法(データ型、制御構文、配列)。
    • 2週目:オブジェクト指向の基本(クラス、オブジェクト、継承、ポリモーフィズム)。
    • 3週目:例外処理とコレクションAPIの基礎。
    • 4週目:各トピックの復習+練習問題。
STEP
2か月目:実践強化

目標:模擬試験を活用して、試験形式に慣れる。

  • スケジュール例
    • 1週目:各トピックの苦手な分野を特定。
    • 2週目:苦手分野の復習(例:ストリームAPI、ラムダ式など)。
    • 3週目:模擬試験に挑戦する。
    • 4週目:模擬試験で誤答した箇所を復習し、知識を定着。
STEP
3か月目:仕上げ

目標:試験当日に向けて、準備を万全にする。

  • スケジュール例
    • 1週目:実際の試験時間に合わて模擬試験を通しで解く。
    • 2週目:過去の間違いを振り返り、改善点を確認。
    • 3~4週目:模擬試験を試験時間内に正答率80%以上で解けるようにする。
補足

資格の難易度によっては学習スケジュールが伸びる可能性もあるので、どの難易度を受験するかが決まっていない場合は以下の記事も参考にして下さい。

効率的に学習するためには?

学習を日常化する

  • 通勤時間や休憩時間を利用して動画や本を読むなど、細切れ時間を活用する。
  • やる気が無くても1ページだけやる、1問だけ解くを徹底する。

進捗を記録する

  • 学習の進行状況をチェックリストやアプリ等で管理し、達成感を得られるようにしておく。
  • 回答の正誤の記録を取り、何が苦手か、また何を理解しているかを把握できるようにしておく。

疑問を解消する習慣を作る

  • 分からない点は、オンラインフォーラム(teratailなど)や学習コミュニティで質問する。
  • Google検索やChatGPTを活用する。

まとめと次のアクション

まとめ

  • 受験料
    • Bronzeは14,630円
    • Silver/Goldは37,730円
  • 試験登録方法
  • 学習方法と準備
    • 教材は黒本がお薦め。模擬試験を試験時間内で正答率80%以上で解けるのが目標。
    • 学習スケジュールは3か月くらいを目安にする。
  • 資格取得のメリット
    • 未経験者の転職市場でのPRポイントになる。
    • 経験者はスキルの可視化、自身の向上、言語仕様理解を深めるのに役立つ。
  • 初めて受験する方へのアドバイス:試験準備不足や実践不足を避け、計画的に学習を進めること。

次に取るべきステップ

公式サイトを確認し、試験の詳細を把握する

学習をスタートする

  • 教材は黒本がお勧めです。
  • 自分が何を受験すべきか判断つかない場合は、以下の記事を参考にしてください。

試験日を決めて受験登録する

  • 目標とする試験日を決め、試験登録を完了させることでモチベーションが高まります。
  • 確実に受かる自信が持てない場合は先延ばしにするのもありですが、ずるずるいかないように注意してください。
  • 受験費用を安くする方法は以下の記事を参考にしてください。

模擬試験や実践的な学習を取り入れる

  • 時間配分に慣れるため、模擬試験を繰り返し解いて試験当日に備えておく。
  • 正答率80%以上を達成できるようにしておくと安全です。

FAQ

Java資格の有効期限は?

有効期限はありません。しかし、あくまで受験したバージョンでの証明なので、新バージョンが出たらそれ取得しないと新バージョンは証明されません。

どのバージョンを受験すべき?

最新バージョンを受験するのがおすすめです。執筆時点でJava SEの最新バージョンはJava SE 17です。

Javaは後方互換(古いバージョンも新しいバージョンで使用できる)が割としっかりしているので、最新バージョンを取得しておけば問題ありません。

本当に黒本だけで合格できますか?

できます。私は黒本だけで合格してきましたし、Amazonのレビューを見ても黒本だけで合格したという方を見かけます。

もしそれでも不安な場合、紫本か白本を使うといいと思います。いずれもレビューはまあまあ良い本ですので、模擬試験のバリエーションを増やして対策しておくという使い道になると思います。

おすすめ教材

黒本

いわずと知れた鉄板教材。これ1冊で合格できると言われている。(私は黒本だけで合格)

Bronze

Silver

紫本

黒本だけでは不安な方が模擬試験のバリエーション追加に使う教材。

Bronze

Silver

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
ご意見・ご要望がありましたら、遠慮なくコメント下さい!

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この記事を書いた人

リーマンショックの影響で26歳の時にIT業界から離れ、紆余曲折を経て34歳でエンジニアに復帰しました。
復帰前は開発未経験でしたが、独学した知識と面接時のコミュニケーション力で見事開発エンジニアとして復帰しました!
今はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。

■保有資格
・Java Gold SE 11

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