Facadeパターンの使い道をコードとクラス図で説明します。

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Facadeパターンはどんな役に立つか?

簡単にいうと、複数の処理のまとめ役。
なので、依頼1つでいろんな仕事をやってくれる点で役に立つ。

Facadeパターンの要件

  • Facadeクラスはあくまでサブシステム内部に仕事を投げるだけで複雑な実装は持たない。
  • Facadeクラスをサブシステム自体が利用する事はない。
  • Facadeパターンはサブシステムの直接使用を妨げない。

クラス図

Facadeパターンのクラス図


引用元:Wiki – Facadeパターン

今回説明するコードのクラス図


Librarian(Facade)がBookListとLendingList(サブシステム)を持っているのは立場上の仕様であり、窓口になって利用するという実装自体に変わりはありません。

クラス図の各役割

Facade:Librarianクラス
サブシステム:BookListクラス、LendingListクラス
クライアント:Visitorクラス

各クラスの関わり

  • Librarian(司書)は本を探す役割を引き受けることができる。
  • Visitor(利用者)はLibrarianに本を探すことを依頼できるし、自分で探すこともできる。
  • BookList(貯蔵本台帳)とLendingList(貸出帳)は、LibrarianまたはVisitorから利用される。

コード

Librarian.java

BookList.java

LendingList.java

Visitor.java

Main.java

※山田くん、木下くんのtargetBookNameを変更して、動作を確認してみてください。

Github

Facade Pattern – Librarian

使いどころ

複数の処理を呼び出す一連のコードを色んな箇所に書き始めたら、
Facadeパターンを使うことを検討してみて下さい。

ただし要件にある通り、複雑なロジックを含んではならないため、
あくまで、処理の束ね役に徹することが求めれます。

参考

Wiki – Facadeパターン

コードは以下を基に改造しました。
TECH SCORE – Facadeパターン

言わずと知れたデザインパターンの良書(全23パターンが網羅されている)

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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この記事を書いた人

リーマンショックの影響で26歳の時にIT業界から離れ、紆余曲折を経て34歳でエンジニアに復帰しました。
復帰前は開発未経験でしたが、独学した知識と面接時のコミュニケーション力で見事開発エンジニアとして復帰しました!
今はフリーランスエンジニアとして仕事をしています。

■保有資格
・Java Gold SE 11

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