デザインパターン プログラミング Java

映画のレイティング判定をStateパターンで実装する

投稿日:2020年5月30日 更新日:

ユーザが見ることができる作品を、映画のレイティングシステムに従って選別できるように実装します。

映画のレイティングシステムとは、年齢制限する規制のことです。
G:全年齢
PG12:12歳以上
R15+:15歳以上
R18+:18歳以上
といった区分があります。

 

メリット

・年齢制限をRatingSystemの実装クラス(G/PG/R15)に限定できる。(実装の局所化)
・R18映画を扱うことになり、仕様追加になっても容易に対応できる。(変更容易性)

 

クラス図

赤枠内がStateパターンで、それをUserが使用するという形をとっています。

RatingSystemをインターフェースとし、G/PG12/R15で各制限を実装します。
R18が無いのは、R18の映画を扱っていないという想定です。

 

ソースコード

interface RatingSystem

class G

class PG12

class R15

class Movie

class User

Main(実行)

実行結果

 

R18+の要件追加への対応

実務では仕様変更はよくあることです。
「R18の映画も扱うことにしたから、改修してもらえますか?」
と言われたら、すぐに変更できた方がいいですよね?

Stateパターンであれば、R18クラスを追加すれば完了です。
年齢制限の判定処理(if文)をあちらこちらから探してきて修正する必要はありません。

class R18

Main(実行)

実行結果

上記のUserの中で、R18映画(悪魔の毒々モンスター)を見ることができるのは、
18歳である「異世界転生した大学生」だけです。

 

まとめ

・状態による判定や機能を、特定のクラスに限定できる。(実装の局所化)
・仕様追加、変更に対する修正が比較的容易である。(変更容易性)
 

参考

映画のレイティングシステム
増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門

 
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