ゴール
Pythonで作成したプログラムをマインクラフト上のコマンドから操作することです。
「/py コマンド名(自分で作成したPythonプログラム)」と入力すると、対象のプログラムが実行されるようにします。
以下はゴールのイメージです。
「/py hello」とコマンドを入力すると、「Hello World」と表示されるようにします。
IED(Thonnyなど)から実行する方法は他サイトでも記載されていたのですが、マインクラフト上のコマンドから実行できるようにする方法についてはググっても無かったので自分で調べました。
基本的な環境構築については他サイトでも紹介されているので、
本記事では自分が作ったPythonプログラムがコマンドから実行できるようにする方法のみを紹介します。
環境構築
参考サイト
以下のサイトがわかり易いので参考にしてみて下さい。
マイクラでプログラミングを始めるまでの全手順解説書
pythonの実行環境準備
上記のサイトだけでは、コマンドからPythonを実行することはできなかったので、以下の作業を追加で行います。
- 必要なライブラリのダウンロード
- 解凍と配置
ダウンロードURL:https://github.com/arpruss/raspberryjammod/releases
ダウンロードファイル:python-scripts.zip
ダウンロードしたファイルを解凍すると「mcpipy」というフォルダが作成されます。
それを以下に配置します。
C:\Users\user\AppData\Roaming\.minecraft_forge1.12.2
└ mcpipy
コマンドでPythonプログラムを実行するまでの流れ
プログラムの作成
実行するためのプログラムを作成します。
ここでは「Hello World」と表示されるだけの簡易なプログラムを作成します。
ファイル名:hello.py
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from mcpi import minecraft mc = minecraft.Minecraft.create() mc.postToChat("Hello World") |
プログラムの保存
解凍と配置で配置したmcpipyフォルダの中に、hello.pyを格納します。
C:\Users\user\AppData\Roaming\.minecraft_forge1.12.2
└ mcpipy
└ hello.py
プログラムの実行
マインクラフトを起動し、スラッシュ(/)ボタンを押してコマンドが入力可能な状態にします。
コマンドは「/py hello」と入力し、Enterキーで確定させます。
そうすると、画面に「Hello World」と表示されます。
mcpipyに含まれるその他のコマンド
mcpipyを導入したことでPythonプログラムがコマンドから実行できるようになりました。
また、mcpipyフォルダには元々入っている様々なコマンドがありますので少し紹介しておきます。
城
コマンド:/py castle
お城を生成します。
この城には扉も中の部屋も無いただの枠のみなので、細かいデザインは自分でクラフトするかプログラミングしてみて下さい。
DNA
コマンド:/py dna
DNAの塩基配列を地上から垂直に生成します。
卵
コマンド:/py egg
黄色の巨大な卵を生成しますが、なぜか中に閉じ込められています。
以下は1ブロックを壊して松明で内部を照らしている状態です。
外から見た卵は巨大な黄色ブロックのかたまりでした。
他のコマンド
mcmipyフォルダの中には様々なコマンドが用意されています。
ファイル名がコマンドになっているので、気になったものがあれば試してみるといいでしょう。
まとめ
- pythonで作成したプログラムをコマンドで実行するには、mcmipyを用意すること。
- コマンドは、「/py ファイル名」と入力することで呼び出すことができる。
- mcmipyには元々用意されているプログラムがある。
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