フリーランスエンジニアになってから4年半以上が経ちました。
その間に5件の案件に関わってきましたが、私の都合で案件終了したケースで単価アップするから残留してほしいという提案を受けてきました。
私自身、そんなに貢献できるようなことをしてきたつもりはないのですが、企業側からするとそうでもなかったようです。
なぜそうなったのかを自分のキャリアの棚卸し的な観点で掘り下げたいと思います。
単価アップで継続依頼されたケース
ユーザー企業側のベンダーコントロール
大手SIer経由(A社とする)での参画で、引き留めてくれたのはA社の社員さんでした。
私はベンダーコントールは初めてで、上位者に付いて一緒に仕事している状態でした。
仕事は指示されたことや、相談しながらだったのでパフォーマンスもそんなにいい方でもなかったし、自走できてる感もなかったと自分では思っています。
それなのに引き留めてくれたのは、人間的に気に入ってもらっていたのではないかと感じています。
また時折、「ログログさんは有能ですよ」と言ってもらっていましたが、どのように有能だったのかというのは自分ではわからずじまいでした。
おそらく、特に何も教えてないけどある程度できているという印象があったのではないかと思っています。
銀行系案件の開発業務
最初、自社FWの運用保守を担当していました。
当時はSpringBoot のキャリアを積みたかったので、退場する旨を伝えると別案件にスライドさせて頂けることになりました。
そのスライド先でも結合試験工程以降はあまりやりたくはなかったので退場することにしたのですが、この時に単価アップを打診されました。
仕事振りとしてはいずれの場合も期限をに間に合うようにタスクを消化していました。
また、経験の浅いメンバーがチームにいたので時折フォローしていたことも評価して頂けたようでした。
当たり前のようなことですが、こういうことをしてくれるパートナーエンジニアはあまりいないようなので、すごく助かったんだと思います。
なぜ断ったのか
ベンダーコントロールはやりたいことではない
当初、開発案件を探していたのですが、エージェントからはベンダーコントロールの案件を紹介されました。
こういうのもいいかなと思ったのと、並行案件の中で一番単価が高かったので参画を決めました。
率直な感想としては向いていない。
企業内のユーザーの要望をまとめたり、ベンダーに仕様を提示したり、進捗を管理したりは全く意欲がわきませんでした。
(なんでこんなことしてるんだろ。。。)
と常に思いながら仕事していたので、長く続けられそうにないと思いましたし、将来自分がこの領域で活躍している姿もイメージできなかったので退場することにしました。
結合テスト工程以降をやりたくない
当時の私はコーディング力を高めたいと思っていたので、結合試験以降の工程に何か月も関わるのを避けたいと考えていました。
今となっては浅はかな考えなのですが、、、
コードを書いていたかった
コードを書いていたかったのは、コードを書くのが好きだからでした。
なのでアジャイル開発のような環境で仕事できれば幸せになれるのでは?
と考え、ウォーターフォールであった銀行系の案件から遠ざかることになりました。
要するに、自分のやりたいことを追い求めて案件を移動してきたってことですね。
新しい案件に移動したことのメリット・デメリット
メリット
- 少しずつ自分に向いている、合っている仕事に近づいているように感じる。
- 案件移動は継続的なキャリア形成には良くないが、そのために自分の中の何かを押し殺すのはもっと良くないので可能な限り求めるキャリアを追い続けるのが今のところ正解な気がしている。
デメリット
- 各案件毎に1年前後の経験しかないので、場合によっては面談時の悪材料になりかねない。
- 継続的なキャリア形成にならない。
デメリットに関しては正直一般論。
世の中の一般論で生きたくは無いので、自分で何らかの解決策を見つけて乗り越えていきたいから特に気にしていない。
まとめ
- お金ではなく、自分のやりたいことを優先してきた。
- 短期間の案件移動はデメリットになり得るが、私はそのような一般論は気にしていない。
単価アップを断って案件を移動してきたことを私は後悔していません。
キャリア的にはあまり望ましくないのでしょうが、仕事が途切れたことも無いし、単価も上がり続けてきました。
なのでこれからも自分のやりたいことを追い求める姿勢で生きたいと思います。
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